Land Ahoy Studioの最初のプロジェクトColour Sonic Dictionaryを紹介いたします。
CSDは、色・言葉・音を科学的データで結びつけ、色の心理効果や言葉の意味、音の強い感情反応
を統合し、デザイナーが感情を手がかりに創造性を表現できる、感情を探せるツールです。
音の科学と感情の心理学を基に生まれたCSDは、抽象的な感情を具体的なデザインの選択肢へと
変換します。単なるツールを超え、見えないものを翻訳し、「感じること」と「創ること」の間をつなぐ創造
のきっかけです。
デザインが見た目の美しさで終わりがちな現代において、CSDの高度なアルゴリズムは色、音、感情
の隠れたシンフォニーをマッピングし、瞬時に連想を生み出します。これによりデザイナーは、意味や
意図、感情の深みを込めたクリエイティブな判断を行えます。これこそが、未来の体験としてのデザイ
ン。見られるだけでなく、感じられるデザインです。
こうしてCSDは、感情をみんなで共有する言葉にして、チームがより豊かで響き合う作品を一緒に作
るのをサポートします。製品、空間、ブランドアイデンティティのいずれをデザインする場合でも、直感的
で戦略的、そして五感に響く作品を生み出すためのツールを提供します。
直感的かつダイナミックなCSDのインターフェースは、形と機能という二元論を超えて、感覚の全スペクト
ルを探求することを促します。見た目だけでなく「感じる」ことが正しいとわかる作品を創りましょう。
ここから始まるのは、感情に寄り添う知性を備えたデザインの未来です。
下記のリンクよりCSDのウェブサイトに飛べますので、詳細をご覧ください。
Colour Sonic Dictionary
ユーザーがHEX形式のカラーを選択すると、CSDはこれらのデータをもとに、その色に最も密接に関連する感情 ― 喜び、期待、驚き、信頼、怒り、恐れ、嫌悪、悲しみ ― を特定し、それに対応する音響プロファイルと組み合わせます。
次に、CSDは心理音響学の研究成果(Emotify+, PDMX)を活用し、その感情のトーンに最も適したMIDIフレーズを自動的に選び、再構築します。 こうして生成されたものが、その感情の「音による表現」となります。また、8つの基本感情のいずれかに基づいて「感情キャラクター」も生成されます。 こうして選ばれた色は、音へと変換され、個性が与えられます。
視覚・音・言語を織り交ぜることで、CSDは従来のデザインツールを超え、感情に響き、記憶に残る体験を創造するための知的なクリエイティブ辞書として機能します。


















Credit
Creative/Art director, Graphic designer & Character designer: Yuko Kondo
3D modeling & motion directer: Taishi Yagyu
Technical & Sound director: Manabu Shimada
Strangest & planner: Lucie
Technical assistant: Keisuke Sasaki